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 Viva Pinataについて Microsoft Game Studio シェーン・キム氏
 マイクロソフトがワールドワイドでクリスマスシーズンに発売するViva Pinataについて、Microsoft Game Studioの責任者であるシェーン・キム氏へのインタビューです。
 Viva Pinataはプレイヤーが自分の庭を造り、Pinata(ピニャータ:カラフルな人形)を集めて育てるという、「どうぶつの森」タイプの環境ゲームです。Xbox Liveに対応していて、協力プレイやPinataのトレード、マーケットプレイスからのコンテンツダウンロードなどが可能です。
 Viva Pinataはすでに発売されているXbox 360 ゲームの大半とまったく異なるものです。なぜ年少ユーザをターゲットにすることになったのですか?
 大事なのは、Viva Pinataが年少ユーザだけをターゲットにして制作されたわけではないということです。
 これはレア社のアイデアです。レア社が強く望んで考え出したアイデアです。「かわいい動物ゲームを作ってくれ」と我々がレア社に頼んだわけではありません。彼らが長年取り組んできたものであり、ユーザに反響を起こすと考えたものです。
 幸運なことに、この世代のゲーム機で勝利するという我々の戦略的な改善策に、ぴったりと合致しました。すでにXbox 1とXbox 360ではコアユーザ向けにうまく成功していますが、コアユーザだけでなく、それ以外のタイプのユーザにアピールするタイトルを開発しなければなりません。
 Viva Pinataほどそれに適したタイトルはほかにありません。4Kidsとのテレビ契約やそれによる露出、親しみやすいキャラクターが組み合わさることで、Viva Pinataが大きな成功をもたらします。
 
年少ユーザへのアピール面で、Xbox 1やXbox 360はソニーや任天堂に遅れを取ってきたといえますか?
 おっしゃる通りです。Haloのようなタイトルのおかげで、コアユーザ向けには大きな成功を収めてきたといえますし、それには誇りを持っています。
 任天堂の場合、年少ユーザにはつねにアピールしてきましたが、それ以外では問題を抱えています。ソニーはより多く、幅広いラインナップを揃えています。
 前世代では確かにXbox 1は年少ユーザへのアピールが足りませんでした。しかしXbox 360では変えていくつもりです。
 
熱心なXbox 360 コアユーザのおかげで品切れが起こりました。
Viva Pinataが発売される今年後半には、ゲームが成功できるために、さほどコアではないユーザの間でも十分に普及していると思いますか?
 普及に関しては大きな自信を持っています。いまも6月末までに450万〜550万台を販売するという目標は変わりませんし、すぐにも供給が正常化します。年末までの販売台数はきわめて大きな数になるでしょう。
 重要なのは、Viva Pinataが年少のユーザやカジュアル層への普及を手助けする製品だということです。HaloのおかげでXbox 1が売れたように、ファミリーがViva PinataのためにXbox 360を購入すると考えています。
発表会でViva Pinataを「今年最大のXbox 360 ゲーム」とおっしゃっていましたね
 その通りです。ギアーズ・オブ・ウォーを制作しているエピック社のスタッフには言わないでください。
 
つまりHalo 3の発売は2007年になるということですか?
 今回はHalo 3について話す時ではありません。Halo 3というタイトルなのかはわかりませんが、適切な時が来たら、Halo世界で取り組んでいることについてお話します。そしてそれは間もなくです。
 今年最も期待されるXbox 360 タイトルはエピック社のギアーズ・オブ・ウォーだと考えていますし、そのようなゲームを出せて幸運だと思っています。しかしViva Pinataはギアーズ・オブ・ウォーと同じか、おそらくそれ以上に重要です。
 我々はギアーズ・オブ・ウォーのようなゲームが大好きなコアユーザを獲得しましたし、コアユーザとうまくやっていかなければなりません。しかし同時に、新しいユーザにアピールする必要もあるのです。
 ソニーがPS3を11月にリリースするそうですが、今年後半に発売されるギアーズ・オブ・ウォーをはじめとして、それまでにたくさんのXbox 360 コンテンツをリリースします。
 
ソニーに触れましたが、11月にPS3をワールドワイドで発売するという発表をどう思われますか?
 ソニーがいかにViva Pinataが重要だと考えているのかがわかって気持ち良いです。なにせViva Pinataの発表と同じ日にPS3を発表しましたから(笑)。
 まじめにお答えすると、ソニーが全貌を明らかにしはじめたのは良いことだと思います。ソニーは多くのことを約束しましたし、人々はPS3で何が起きるのか待ち望んでいます。PS3が今春発売されると期待していた人にとっては残念ですが、ソニーがより多くの情報を共有するのは良いことです。
 我々にとっては、何も変わりません。長期的なきわめて明確な戦略があり、それを変更するつもりはありませんし、ソニーに反応することもありません。いま我々が行っていることは承知していますし、供給も間もなく正常になります。立派なコンテンツがありますし、すばらしいサードパーティのサポートがあります。
 ソニーがつまずくようなら(我々はワールドワイドでの同時発売がいかに大変か知っています)、大変優位なポジションに立てるでしょう。
 
ソニーが同時発売するのは今回が初めてです。Xbox 360の同時発売が影響したと思いますか?
 私には「リーダーは動じない」という哲学があります。ソニーの考えはわかりませんから、これから起きることを見なければいけません。ソニーが同時発売できたとして、それはたいへん難しいことです。
 我々がやったからかもしれませんし、消費者が望んでいるからかもしれません。できれば我々がやったからではなく、消費者が望んでいるから同時発売してもらいたいです。
 
11月までに1年のリードがあります。PS3の販売に影響するくらいの販売台数を確保できると考えていますか?
 かなりの販売台数を確保できると確信しています。我々か勝てるかどうかはそこまでの自信はありません。それはその時にならないと判断できない類のことでしょう。長期的なゲームプランの実行に一心不乱になっています。我々が勝ったかどうかは3年か4年後にわかります。
 しかしXbox 360を購入してXbox Liveに参加した人たちがすばらしい体験をできると信じていますし、そこから大きな勢いを得られると考えています。
 
ソニーはゲーム機を発表してE3で大々的な出展を行います。ソニーに対抗する計画はありますか?
 人々が実際に手に入れられる本物のコンテンツと本物のゲームがあります。昨年行ったのと同じです。現実を反映する必要のないプレレンダリングのビデオをいくつも見せたくはありません。ソニーにそうした期待が集まっていますが、その期待に応えるか見届ける必要があります。
 我々は現実的なコンテンツを出展します。毎週すばらしいタイトルを発売するので、E3では我々が制作中のゲームやサードパーティデベロッパーが開発中のゲームについて、エキサイティングな発表ができるでしょう。
 
マイクロソフト内部では、ソニーを打ちのめすような発表をすべきだという雰囲気はあるのですか?
 まったくありません。信じられないかもしれませんが、ソニーに対して何をすべきかというのは重要ではありません。我々にはゲームプランがあり、何をやりたいのかわかっています。
 もちろんゲームプランの中には戦略的な発表があり、それはソニーにも影響するでしょう。しかし「ソニーを傷つける最良の道は何だ? PS3を損なう最善の策は何だ?」と考えているわけではありません。我々には我々の、ソニーにはソニーのやり方があり、消費者が判断します。
Xbox LiveはViva Pinataで大きな役割を果たすのですか?
 そうです。Xbox Liveでは協力プレイが可能で、とてもエキサイティングです。あなたを自分の庭に招待して、私が動物の世話をしている間にあなたが庭の造成を行うことができますし、その逆も可能です。特定の種をうまく惹きつけられないなら、私を招待して手伝わせられます。
 オブジェクトの交換も開発中で、Pinataやオブジェクトをフレンドと共有できます。Xbox Liveが手助けになります。オンラインでゲームを楽しむ方法は無数にあります。コアなマルチプレイゲームではなく、協力プレイです。
 マーケットプレイスからはたくさんのカスタムオブジェクトがダウンロード可能で、ゲームプレイをカスタマイズできます。Xbox Liveの適切な使い方が、Viva Pinataにすばらしい影響を与えます。
 
Xbox Liveでテレビ番組は見られますか? そういった機能は予定されていますか?
 良いアイデアですね。まだそういった発表はまったく行っていませんが、映画の予告編はXbox Liveで配信していて、大変良い評価を受けています。
 ゲーム以外のメディア関係者が、Xbox Liveには数多くのユーザがいて、そのユーザが自分たちのターゲットに合致すると突然気づきはじめました。ミッション:インポシブル 3の予告編をマーケットプレイスで公開した関係者は、露出に大変満足しています。ですからその分野のコンテンツは今後ますます増えるでしょうし、Xbox Liveでさまざまなエンターテイメントを提供する可能性を探っていきます。
 
Viva PinataはXbox 360 カメラに対応しているのですか?
 Xbox 360 カメラって何ですか(笑)?
 たしかに興味深いアイデアではありますね…。
 
なぜViva Pinataの開発にレア社が適しているのでしょう?
 レア社はこれまで最高のゲームを作り出してきました。特に任天堂と協力していた頃は、Viva Pinataに似た感覚のゲームを制作していました。そういった類のゲームは大変幅広いユーザに受けています。
 我々がレア社を買収した一番の理由がそれです。つまりViva Pinataのような画期的なアイデアと製品を生み出すためです。
 
どうぶつの森やシムズといったゲームが受けています。Viva Pinataもそうなると思いますか?
 そうなって欲しいですね。年少のユーザも入り込みやすいゲームだと確信しています。ビジュアル的にとても魅力的ですし、すべてのヘルプメッセージがフルボイスです。また、子供の親がプレイすれば引き込まれて、「貸してごらん。完ぺきな庭の作り方を見せてあげよう」といった風になるでしょう。
 正直なところ、年長のユーザが夢中になるまでは少し時間がかかるでしょうが、いったんプレイすれば深みのあるゲームだと分かってもらえるでしょう。やることはたくさんありますし、生態系があります。Pinata同士のコミュニケーションがありますし、目標や進歩が用意されています。
 
Viva Pinataは自分向けじゃないと考えているコアユーザに伝えたいことは何ですか?
 シムズは好きですか? どうぶつの森は? ゼルダやマリオは? こういったゲームはViva Pinataと同じ外観や魅力を持っています。もし好きならViva Pinataを試してみてください。とても奥深いゲームだと分かるでしょう。
 コアゲーマーの中にはロゴや色合いだけで判断する人がいますが、それはそれでかまいません。コアゲーマーとはまったく異なるタイプのユーザをターゲットにしています。
 
年少ユーザを対象にした計画はほかにもありますか?
 レア社が準備しているアイデアはたくさんあります。長い間こういったタイプのゲームを予告してきたので、いまはViva Pinataを発表できて満足です。
 アイデアはつねに歓迎しています。Zoo TycoonのようにPCでは成功したシリーズがあり、この分野では経験を積んでいますが、サードパーティデベロッパーの新しいアイデアもつねに求めています。
 THQのように既存のキャラクターモノを利用するのではなく、成功しそうなオリジナル版権を探しています。その方がより困難ではありますが、うまくいった場合の報酬も大きくなります。
 
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